地方競馬の馬主になる方法
競馬観戦(映像、現地)。一口馬主。推し馬・騎手の応援。競馬ファンにはいろいろな形がありますが、やはり一番感動するのは「馬主」ではないでしょうか?
一口馬主は、馬主といっても、競走馬ファンドの出資者なので厳密には馬を所有していません。地方競馬全国協会に申請して登録された「馬主」なら、実際に馬を自分の愛馬として、資産として所有して、レースに出走させ、楽しむことができます。
では、馬主になるには、どうすればいいのでしょうか?
馬主登録の要件
馬主になるためには、競走馬を所有し、継続して預託することが可能な収入があることが必要です。具体的には、年収500万円以上が必要です。
馬主登録の流れ
馬主登録の方法は、地方競馬全国協会のホームページにガイドブックが掲載されています。
1.申請に必要な書類を揃える
馬主登録申請書・経歴書・念書・個人情報の取り扱いについての同意書・写真
地方競馬全国協会のホームページからダウンロードした申請書・経歴書・念書・同意書に記入します。また、馬主証用の写真を準備します。
なお、申請書に「預託予定調教師」を記入する欄があります。共有クラブで預託予定と書いてもいいですし、当クラブにご相談いただければ調教師の先生をご紹介します。
精神の機能の障害により馬を適正に出走させるにあたって必要な認知、判断および意思疎通を適切に行うことができないものでないことを証明する書類
長いですね・・・。こちらは、法務局で「登記されていないことの証明書」を取得する必要があります。成人被後見人等として登記されていない、つまり何らかの障害により判断能力を欠くと認定されていないことを証明する書類です。
本籍地市区町村の発行した身分証明書
こちらは、免許証やパスポートなどの身分証明書のことではありません。破産宣告を受けていないことの証明書になります。
住民票・戸籍謄本・納税証明書または所得証明書
役所やコンビニの行政サービスで入手してください。
2.書類の提出
地方競馬全国協会に郵送、または預託予定調教師を通して地方競馬全国協会に提出します。
3.審査
現在、地方競馬の馬主の申請が多いため、審査には5か月以上かかる見通しとのことです(2023年9月現在)。預託予定調教師を記載した場合、調教師に人物確認の連絡が来ることもあるようです。
4.合格
審査合格の連絡が来たら、登録料を振り込みます。しばらくすると馬主証が送られてきます。これであなたも地方競馬の馬主です!