よくある質問

馬主資格を持っていないのですが共有できますか?一口馬主の経験はあります

一般的に一口馬主と言われるのは競走馬ファンドです。競走馬ファンドは会員が金銭を「出資」し愛馬会の匿名組合契約に基づく競走馬の現物出資を受けたクラブ法人が競走馬を「運用」し、それによって得た収入を「分配」する金融商品です。


一方当クラブは全員が地方競馬の個人または法人馬主資格を持つ馬主による「共有」馬主クラブです。共有馬主制度は、2人以上20人以下(法人を含む)が1人あたり最低5%以上、1%刻みの持分で競走馬を共同所有する制度です。当クラブでは持分を5%単位としていますので便宜上5%の持分を「1口」と表現することがありますが、一般的な一口馬主とはまったく異なるものです。馬主資格を持っていない方の競走馬共有は違法ですので申し込みいただくことはできません。


共有するのに必要なものはなんですか?

氏名や住所、馬主登録番号に加え、本人確認書類が必要です。運転免許証やマイナンバーカードの写し等で大丈夫なことが多いですが、競馬場によっては印鑑証明の原本を求められることもありますから、早めの申し込みを強くお勧めしています。


月々の維持費はどれくらいですか?

競馬場や預託調教師、治療費の多寡、装鉄の回数などで前後しますが、現在当クラブの預託している競馬場では

預託料

・南関東4競馬場  :30〜46万円(1.5〜2.3万円/1口)程度
・ホッカイドウ競馬  :20〜30万円(1.0〜1.5万円/1口)程度
・岩手競馬  :18〜22万円(0.9〜1.1万円/1口)程度
・金沢競馬  :16〜21万円(0.8〜1.05万円/1口)程度
・名古屋競馬  :17〜22万円(0.85〜1.1万円/1口)程度

だとお考えください。

一方で、競走馬は賞金(馬主への分配は80%)以外に、出走することによって出走手当を獲得します。出走手当は年齢やクラス、当該競馬場に所属しているかどうかによって異なりますが、当クラブの預託している競馬場では

出走手当

・ホッカイドウ競馬 :10万円
・南関東4競馬場 :在厩馬10〜17万円、在厩馬以外7〜7.5万円
・岩手競馬 :6.8〜10.5万円
・金沢競馬 :7.2〜9万円
・名古屋競馬 :8.3〜9.8万円


となっています(新馬戦(増額されます)および開催2走目(減額されます)を除く)。南関ではこれ以外に6着以降の馬に対し着外手当が4〜7万円支給されます。

つまり、コンスタントに月2走してる場合、特に南関と道営以外はほとんど持ち出しが発生しません。共有馬主で1/20の持分であればなおさらです。実際我々の所有する馬でも着外が2回だけだった月の収支がプラスだったこともありました。うまくいけば中央競馬の一口競走馬ファンドより安価な維持費で正式な「馬主」となることができるのです。

逆に、故障等で出走できなかったときにはそれなりの赤字が発生します。古来「無事是名馬」と言われる所以ですね。


馬名はつけられますか?

セールで幼駒を購入した場合や、未出走の競走馬をサラブレッドオークションで購入した場合には、共有者から馬名を公募します。応募方法はその都度共有馬主の方にご案内します。


途中で共有をやめられますか?

1度共有したら愛馬の引退まで責任をもって共有していただければと思います。維持費の未納が続いた場合などには規約に基づき共有を解除する場合がありますので、お気をつけ下さい。


厩舎を訪問できますか?

可能です。ただし、開催日や追い日その他の理由で厩舎が多忙な場合にはお断りする場合があります。初めての競馬場や厩舎の場合、厩舎との調整は事務局が代行いたしますので気軽にお問い合わせください。


口取りはできますか?

可能です。ただし競馬場によっては平場のレースの口取りを行わないこともあります。厩舎関係者と面識のない競馬場での愛馬観戦を予定しており、勝利した場合に口取りを希望する場合には事前にお問い合わせください。


馬主席に入れますか?

競馬場によって

・出走馬の代表馬主とその同行者のみ可

・出走馬がいれば共有馬主でも可

・出走馬の有無にかかわらず馬主免許を持っていれば可

・馬主会入会の有無で異なる

など運用が異なり、また新型コロナウイルス流行中の臨時的な対応が継続してい場合がありますので、事前に各競馬場へお問い合わせください。


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